第63回:GENKEI★ラボ~後編~

GENKEI★ラボ、大学生メンバーの皆さんにインタビュー。
前回の続きです。

Q4. 近い将来、社会に出る皆さん。「働くこと」についてどう捉えていますか?

左から:山本氏、シャクシア氏、木村氏

山本(以下、敬称略)
学生の方が、かえってこういう機会に参加しやすいと思うんです。
まだ働くことについての具体的なイメージがないので、このラボを通して将来どういう職に就きたいか、自分に何が向いているのかも考えながら将来につなげたいと考えています。

シャクシア
もともとクリエイティブに物事を考えることが好きなんです。
推し活など自分の好きな分野で働きたいですね。
このラボでの製品のプロトタイプ制作はとても興味深いですし、顧客の意見や傾向、消費者に届くまでの過程、成功するには何がどう影響するかなど、しっかり学べると思います。
なのでGENKEI★ラボに参加できてとても嬉しい。
この経験を通じて働くことの面白さや意義、難しさも感じています。
(英語同時通訳:木村氏)

木村
このラボ、今の原色印刷はもともと印刷会社ですよね。
印刷物ありきの中で、新たなコンテンツを新しく始めたと聞いています。
ゼロベースで物事を考えなければならない。
ゼロからイチを作りだすと言えばすごく聞こえはいいけれど、実際はそれこそたくさんの制約があって、作れるものには限りがあったりしますよね。
また作っても版権の問題であったり、思ったほど売れなかったりとか、色々な困難も浮上してくる。
そういう「実際」を学ぶ機会を頂いていることは、これから自分たちが働く上ですごく勉強になります。

Q5. このラボをもっと優れたものにするにはどうすればいいですか?

シャクシア
すごくトピックが広がるときもあれば、逆にひとつのトピックに対して細かい内容に終始することもありますよね。
中には放ったらかしになってしまっているものもあるので、何かしら完結させることにもう少し注力出来たらと思っています。

山本
方向性が明確でないというか、全部一緒くたにして話してしまってる部分があります。
ターゲットをきっちり決めていく中で、何項かに分けて「これはコレ」とそれぞれ議論してゆけば良い方向に進めるのかなとも感じていますね。

木村
アイデアがたくさん出るのは良いことなんですけど、広がりすぎて終わってしまう傾向が強いと思います。
(アイデアがたくさん出るのは)決して悪いことではないけれどもう少しセグメントに合わせ、それに対してひとつひとつこなして行く、というのがあってもいいのかな。

Q6. 企画した商品が、売れて儲かるのと有名になるのではどちらがいいですか?

山本
それは圧倒的にバンバン売れる方がいいですよ~
何しろ売上の数パーセントがバックされるんですから!
有名になったとしても売れないと「有名だよね、でも売れてないよね」ってむしろ悪名になってしまいますよ。
(なるほど)

シャクシア
売れた方がいいですよ、だって売れると有名になりますからね。
(その通り!)

木村
例えばアクリルで奈良の大仏(原寸大)を作ったら、有名にはなるだろうけど売れはしないんで。
アクリルの大仏それはそれでいいんだけど(いいんですか?)今ラボで実際にやろうとしてる方向性からしたら・・・
売れることを目的にしている以上、やっぱりガンガン売りましょう!

               

学生さんへのインタビュー、本当はもっと訊きたいことがありましたが時間&紙面の都合でここまでです。
それにしても皆さんしっかりしていらっしゃる。
中高年の社員メンバーは感心することしきりでございます。

老若男女、新旧の意見と価値観を融合をさせ、素晴らしいモノを生み出すぞ!
というGENKEI★ラボの今後に乞うご期待。