第36回:HACOレイヤー

耳慣れない言葉、はこ・れいやー。

LABO爺

百聞は一見に如かず
まずは動画をみてくれい

多層アクハコ「HACOレイヤー」(特許出願中)

一平面の元画像を切り分けてレイヤーを配置し、グラフィック処理を施すことで不思議な半立体感を演出します。

また側面に印刷を施すことで、小さな箱の中に表現された世界観を効果的に表現します。そしてそれは、目の錯覚をもたらすトリックアートをも彷彿させることでしょう。

同じ画でも切り分け方やレイヤー配置の仕方で見え方が変わってきます。オペレーターの経験とイマジネーションが重要であることは言うまでもありません。

商業印刷物の大半はすぐに捨てられる可能性のある「寿命の短い」ものです。そこで、長く手元に置いてもらえるものを「他にはない」形で作りたいと考えていました。

そんな時に目にしたのが一枚の集合写真。学生さんたちの賑やかな雰囲気を立体的に出来ないかと考えて思いついたのがレイヤーでの表現です。

レイヤー構造だけだと設置が不安定ですが、箱の形にすることで自立性を実現。そして箱の中できれいに完結する世界観を創り出すことにも成功しました。

これは箱ではなくレイヤーのみのタイプ             

通常のHACOレイヤーのサイズは100mm四方・厚み約20ミリ(基本サイズは3種)。3層または4層の構造です。

LABO爺

わしも作ってもろうたんよ

箱の中の小さな世界。

単なるアクリルスタンドでは表現できない美しさと深い味わいを、多くの方々に感じて頂ければ幸いです。